FLOW中級

タスク詳細でのマニュアル・メモの4種類を解説

▼解説動画

はじめに ― なぜ置き場所を選ぶのか

FLOWには、マニュアルやメモを保存できる場所が4種類あります。
置き場所を間違えると 「テンプレを直したのに既存タスクが変わらない」「顧客別マニュアルを編集したら過去タスクまで書き換わった」 といったトラブルが起きます。
最初に「何を残したいか」を確認してから、場所を選びましょう。

4種類の置き場所 ― 概要と選び方

種類場所(FLOWのパス)主な用途
① タスク説明ワークフロー > タスク情報 > 備考・説明全顧客共通の前提・ゴール・リンク
② ステップメモワークフロー > ステップ情報 > メモ・マスターメモ工程担当者向けの手順・確認ポイント
③ 顧客別マニュアル顧客詳細 > 提供サービス > マニュアル・特記事項顧客×サービス固有の注意点・回収ルール
④ 顧客WIKI顧客詳細 > Wiki顧客に関する共通知識・引継ぎ情報

どの置き場所を選ぶか

残したい情報使う場所
全顧客共通の作業ルール・手順① タスク説明 または ② ステップメモ
「この顧客のこのサービス」だけの注意点③ 顧客別マニュアル
決算・月次・年調など関係なく、この顧客で共通して知るべきこと④ 顧客WIKI

① タスク説明(備考・説明)

タスク詳細を開いたときに 最初に目に入る 文章です。「必ず読んでほしい前提情報」を短く置くのに向いています。

書く内容の例

  • 操作マニュアルのURL
  • このタスクのゴール(何ができていれば完了か)
  • 成果物の置き場所(Google Driveのフォルダリンクなど)
  • 不足資料一覧

備考と説明の違い

項目特徴向いている用途
備考 編集不可タスク作成後は変更できない固定したい共通ルール
説明 編集可タスク作成後も編集できる案件ごとの追記・メモ

更新の反映ルール

⚠️ 重要:ワークフローテンプレートを更新しても、すでに作成済みのタスクには反映されません。次に新規作成されるタスクから反映されます。

作成方法備考説明
自動作成更新後の内容が入る更新後の内容が入る
完了→続けて作成更新後の内容が入る前月の内容が引き継がれる

おすすめテンプレート

📄 タスク説明テンプレート

【目的】:
【完了条件】:
【成果物】(置き場所リンク):
【参照】(操作手順リンク):
【注意】(最重要1〜3点):

💡 文章量の目安:3〜10行。長くなる場合はステップメモへ分解しましょう。

② ステップメモ(メモ・マスターメモ)

「この工程を担当する人だけが知っていればいい」手順・確認ポイントを書く場所です。タスク説明に長文を書いて工程が見づらくなるのを防げます。

書く内容の例

  • この工程でやること(箇条書き)
  • 確認ポイント・ミスが出やすい箇所
  • チェックリストや資料リンク
  • 次工程へ渡す条件(例:残高一致・証憑回収完了)

メモとマスターメモの違い

項目特徴編集権限
メモ 編集可タスク作成後に追加・変更できる誰でも編集OK
マスターメモ 固定ワークフロー(テンプレート)から呼び出される既定文章システム管理者のみ

更新の反映ルール

⚠️ 重要:作成済みタスクのマスターメモは変更されません。更新後の内容は次に作成されるタスクから反映されます。

作成方法ステップメモマスターメモ
自動作成更新後の内容が入る更新後の内容が入る
完了→続けて作成前月の内容が引き継がれる更新後の内容が入る

おすすめテンプレート

📄 ステップメモテンプレート

【この工程でやること】
 ・
 ・

【確認ポイント】
 ・

【参照リンク】
 (チェックリスト):
 (資料フォルダ):

【次工程へ渡す条件】
 例:残高一致 / 証憑回収完了 / レビュー依頼済

③ 顧客別マニュアル(マニュアル・特記事項)

「この顧客のこのサービスだけ」毎回発生する注意点・回収ルール・リンクを置く場所です。

書く内容の例

  • 資料回収のやり方(紙 / Drive など顧客ごとに異なる部分)
  • 値引き・特例・例外対応
  • 回収リスト・フォルダリンク
  • 前年からの申し送り(来年度対応時の注意点)

この機能最大の特徴 ― 更新の反映ルール

⚠️ 最重要:顧客別マニュアルを編集すると、過去・未来の作成済みタスクも含めて全て更新されます。
「その月だけの記録」を書くと全部書き換わってしまいます。月ごとの個別メモは①タスク説明(説明側)か②ステップメモに残しましょう。

マニュアルと特記事項の違い

ℹ️ システム上の違いはありません。事務所のルールで使い分けてください。
(例:マニュアル = 操作・回収手順 / 特記事項 = 例外・申し送り)

おすすめテンプレート

📄 顧客別マニュアルテンプレート

【回収ルール】(締切 / 回収手段 / 催促の型):
【提出物】(毎月固定の一覧+リンク):
【例外】(この顧客特有の処理):
【申し送り】(来月以降も有効な注意点):

💡 文章量の目安:回収・例外・リンクに絞ります。作業手順は書かず、②ステップメモへ。

④ 顧客WIKI

月次・決算・年調など種別に関係なく、「この顧客なら必ず知っておくべき情報」を集約する場所です。

書く内容の例

  • 顧客の基本ルール(連絡先・担当者・レスポンスの癖)
  • NG事項・過去トラブル・監査の注意点
  • 全サービス共通で共有すべき背景情報

⚠️ 注意:顧客詳細からWikiを編集すると、過去の情報は全て上書き(削除)されます。内容を残したい場合は、更新前にバックアップしてください。

情報の分け方 ― 混在に注意

✅ 整理の基本

・顧客共通の知識 → ④ 顧客WIKI
・顧客×サービスの注意点 → ③ 顧客別マニュアル
・作業工程の手順 → ② ステップメモ

サービスごとの手順をWIKIに増殖させると、抜け漏れの原因になります。

おすすめテンプレート

📄 顧客WIKIテンプレート

【基本情報】(法人番号 / 決算月 / 会計ソフト等):
【連絡・回収】(窓口 / 回収方法 / 注意):
【例外・履歴】(過去トラブル / 特殊処理):
【重要リンク】(Drive / Chat / 契約書):

書き方ルール ― 統一すると読みやすい

ルール内容
ボタン・メニュー名の表記全角の [ ] で囲む(例:[保存]をクリック)
画面の動きの表現「遷移します」は「切り替わります」で統一
確認メッセージの書き方「画面上部に〜が表示されます。内容を確認し、[OK]をクリックします。」
権限が必要な操作※この操作は【オーナー/全体責任者/設定管理者】のみ実行できます。

文章量の目安

場所目安
タスク説明3〜10行。長文はステップメモへ分解
ステップメモ工程担当が「見れば動ける」粒度で箇条書き
顧客別マニュアル回収・例外・リンクに絞る(作業手順は書かない)
顧客WIKI顧客の共通知識を集約(サービス固有は書かない)

よくある失敗と対策

❌ 失敗① 毎月のメモを「顧客別マニュアル」に書いてしまう

顧客別マニュアルを更新すると過去・未来のタスク全てに反映されるため、「その月だけ」の記録が消えます。

✅ 対策:その月だけの記録は「タスク説明(説明側)」か「ステップメモ」に残す

❌ 失敗② タスク説明に長文を書いて工程が見えない

タスク説明が長くなると、担当者がどのステップにいるのか把握しにくくなります。

✅ 対策:前提だけタスク説明に置き、実作業の手順はステップメモに分解する

❌ 失敗③ テンプレートを直したのに既存タスクが直らない

テンプレートの修正は「次に作られるタスクから」反映されます。作成済みタスクは自動では変わりません。

✅ 対策:「テンプレ修正=次回から反映」と割り切り、今あるタスクは説明・メモで補正する

最小セット ― まずこれだけ整える

すべて一度に整備しなくて大丈夫です。まず以下の4つを揃えるだけで、運用の安定度が大きく上がります。

場所最初に書く内容
① タスク説明(備考)共通ルール+操作マニュアルリンク
② ステップ マスターメモ工程ごとの「やること」箇条書き
③ 顧客別マニュアル資料回収ルール+フォルダリンク
④ 顧客WIKI担当者・連絡先・例外履歴などの共通知識

✅ まずはテンプレートだけでも整えましょう。「タスク説明テンプレ」と「ステップマスターメモ」を設定するだけで、スタッフ全員が同じ情報をもとに動けるようになります。

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