この記事でわかること
FLOWを使ううえで最も重要な3つの概念(ワークフロー・タスク・ステップ)と、完了ボタンの仕組みを解説します。FLOWのすべての機能はこの3つの概念の上に成り立っています。
FLOWが解決する課題
会計事務所の業務管理で起きがちな課題があります。
- スタッフが増えるほど「誰が何をどこまで進めているか」が見えなくなる
- Excelの進捗表を手作業で更新するのが手間で、実態と乖離する
- 窓口担当しか進捗が見えず、途中工程の別担当が把握できない
- 回収頻度が顧客ごとに異なり、管理が煩雑になる
FLOWはこれらの課題を「完了ボタンを押すだけで進捗表が自動更新される」仕組みで解決します。
3つの基本概念
FLOWの中核にあるのは、ワークフロー・タスク・ステップの3つの概念です。
ワークフロー ─ 業務の「型」
ワークフローは、業務全体の工程表テンプレートです。「この業務はどんな順番で、誰が、何をするか」を定義したものです。一度作れば、毎月(または毎期)このテンプレートに沿ってタスクが自動生成されます。
例:月次記帳代行のワークフロー
資料催促 → 資料受領 → 入力 → チェック → 納品
ワークフローは事務所全体のマスター工程表です。「うちの事務所では記帳代行をこの5ステップで進める」というルールを1回決めれば、すべての顧客にそのルールが適用されます。
タスク ─ 具体的な「仕事」
タスクは、特定の顧客 × 特定の月(または年)に発生する、具体的な仕事です。ワークフローのテンプレートから自動で生成されます。
例:
- 株式会社ABCの2026年3月分の月次記帳代行
- 個人事業主Dの2025年分の確定申告
タスクは顧客ごと・月ごとに1つ作られるため、「このお客さんの今月の仕事がどこまで進んでいるか」が一目でわかります。
ステップ ─ タスク内の「工程」
ステップは、タスクを構成する一つ一つの作業工程です。各ステップには担当者と期限が設定されます。
例:「株式会社ABCの3月月次記帳代行」というタスクの中身
| ステップ | 担当 | 期限 |
|---|---|---|
| 1. 資料催促 | 窓口担当 | 4月5日 |
| 2. 資料受領 | 窓口担当 | 4月10日 |
| 3. 入力 | 入力チーム | 4月15日 |
| 4. チェック | チームリーダー | 4月18日 |
| 5. 納品 | 窓口担当 | 4月20日 |
完了ボタンの仕組み
FLOWの最も重要な操作は「完了ボタンを押す」ことです。
完了ボタンを押すと何が起きるか
- そのステップが完了になる ─ 完了日時と完了者が自動記録される
- 次のステップの担当者に仕事が届く ─ 次の担当者のダッシュボードに表示される
- 進捗表(サマリー)が自動更新される ─ 手作業でExcelを更新する必要がない
つまり、担当者は「自分に届いた仕事を完了する」だけでOKです。完了すれば次の人に自動で仕事が届き、管理者が見る進捗表もリアルタイムで更新されます。
Excelでは「仕事を進める」と「進捗表を更新する」が別の作業です。FLOWでは完了ボタンひとつで両方が同時に完了します。これにより進捗表が常に実態と一致します。
申し送り事項(メモ)
完了ボタンを押す前に、次の担当者への申し送り事項をメモとして残すことができます。メモを書いてから完了すると、次の担当者に仕事と一緒にメモが届きます。
3つの概念の関係まとめ
【ワークフロー】 業務全体の工程表テンプレート(事務所で1つ)
│
│ ワークフローに基づいて自動生成される
▼
【タスク】 特定の顧客 × 特定の月の具体的な仕事
│
│ タスクの中に並んでいる
▼
【ステップ】 1つ1つの作業工程(担当者・期限つき)
│
│ 完了ボタンを押すと
▼
【次のステップの担当者に仕事が届く】+【進捗表が自動更新】